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2012年8月1日 ノリオのライト化が著しい件

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さて、狙い通りに 2 位抜けを果たしたなでしこですが、
なんだか巷では戦略的ドローを悪い方へ解釈する向きもあるみたいです。
わざと引き分けた、手を抜いた、全力プレイをしなかった、フェアプレイに反する等々。
まさかの大御所、大住さんまでそんな事を言ってるようです。
どうなっちゃってんでしょうか。

さすがのアンチ・マリーシア急先鋒であり、武士道で善し悪しを判断するこの私でも、
戦略的ドローは当たり前の事だと思うんですが。

子供や青少年に悪影響だとか、なんか左翼活動家みたいな発想でヒステリックですが、
それもそういう事なんでしょうか。
男子となでしこの飛行機のクラスの違いを掘り出してきてギャーギャー喚きながら、
日本の分断を謀り、国力の減退を導く事を意図してきた人達が金切り声をあげてるんでしょうか。

というか、何を以て全力プレイなんでしょうか。
大会で勝つために、全力で引き分けに持ち込んだわけで、
その試合に勝つためだけに全ての力を注ぎ込むというのが、
必ずしも全力プレイというわけではないでしょう。
目的があり、それを遂行する為に全力を尽くすのが全力プレイでしょう。
その目的が、引き分けだっただけです。
そんな所でピャーピャー言ってたら、強い相手にディフェンシブに臨む事もダメだし、
100 m や 200 m でボルトが後半流すのだってダメになっちゃいませんかね。

そりゃ、全部勝つ。どんな条件でも相手でも全部勝つ。ってのが理想でしょう。
でもそれはある意味、思考停止じゃないでしょうか。
グループリーグを 2 位で突破した方が望ましいならば、
それを狙って、全力で 2 位を取りに行くというのは、正しい判断だと思います。
みっともない事でも何でもないです。
ちょっと接触しただけで大袈裟に倒れ込んで転がり廻って痛がる振りをするのとは違います。

問題があるとすれば、選手達の士気に関わる所でしょう。
この点を上手くコントロールする必要があります。
選手には申し訳ない事をさせた、全て私の指示だった、と佐々木監督は言ってますが、
それも自分が全ての批判の矢面に立つ事によって、選手を守り、理解をしてもらい、
士気への影響をコントロールする狙いなんだと思います。
あとは選手自身がどれだけその意図を汲んで、大人になるかにかかっているでしょう。
なんか難しい人も何人かいるみたいですが、ここでひとつにならないと、勝てません。
でもその難しい人達が、チームの中核だったりするから更に難しいんですけど。
とにかく、勝つために、全て割り切ってまとまって、前だけ向いて進んで欲しいです。

女子サッカーの人気継続と普及がかかってるんですから。


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