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2010年8月30日 ザッケローニかぁ

■ SAMURAI BLUE(日本代表)新監督決定
■ 日本代表監督にザッケローニ氏

ズルズルいってた代表監督契約問題もようやく解決。
なんせ初の外国人監督のオフト以来、自力で選考して交渉してってのは初めての事なので、
って思ったらそう言えばファルカンってどういう経緯で決まったんだっけな、と思ったりして、
そこはじゃあ、「ほぼ初めて」って事で、原さんも苦労された事でしょう。
スペイン語話せるってだけで通訳入れずに単身で交渉してたらしいので、
それも含めて気苦労は相当なもんだったでしょうなぁ。

ザッケローニは最近結果出せてなくて旬は去った感がありますが、
それでもビッグネームです。そりゃ、欧州サッカー好きな人だったら誰でも知ってるレベルですし。
欧州でのキャリアで挫折して傷心の最中、全くの異文化である日本で自分を見つめ直す、
って経緯はベンゲルとかぶりますし、巻き返しを図る意味でもモチベーションは高いと思います。
ただの都落ち的発想の金稼ぎじゃなければ、ですが。

ザッケローニについて着目すべきはミラン時代ではなく、名を上げたウディネーゼ時代でしょう。
プロビンチア(地方の小チーム)を率いて攻撃的なサッカーで上位進出を果たした実績は、
世界サッカーにおける日本の地位を考えると、ピッタリとマッチすると思います。

懸念材料は海外での仕事が初めてという点ですかね。
すごーくドメスティックな国民性ですし。
サッカーに関しちゃ尚更ですし、イタリア国内のみのキャリアって所も。
まぁでも日本ですから、気に入るでしょう。メシも美味いし。
石田純一曰く、イタリアンが世界一美味いのは東京だ、って話ですし。
それを言ったのは日本人の口に合うイタリアンを食べた日本人・石田純一なわけですが、
まぁそれはそれで。

あともう一つ懸念材料があるとすれば、代表チームが初めてという点。
今まではずっとクラブ畑でしたが、クラブだと自分のシステムに合わせるために補強ができます。
代表チームはそれができませんので、チーム作りのアプローチが逆になるわけです。
システムありきで選手を嵌め込んでいけるクラブチームでのやり方は、
人材に限りがある中での代表チームの状況では厳しいです。
良い選手、使える選手を選んで、それらを活かすシステムを選択する、
という柔軟性が求められます。
まぁそれもトルシエ時代を思えば、日本人はシステムを押しつけられるくらいが、
それこそ丁度いいのかもしれませんし、逆に頭が固い方がいいのかもしれませんね。
戦況によってその中で選手自身が判断して修正していく、ってのが。

とにかくまぁ、イタリアって事で南ア大会のオカナチオを本家カテナチオで路線強化、
って話ではなく、攻撃サッカーって事で最悪そこは安心です。
まぁ、ウイングタイプを重用してサイドアタックってのは、
中盤で支配してパスを繋いで、ってのとはちょっとイメージが違いますが。


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