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2018年4月9日 ハリルホジッチ更迭

日本代表ハリルホジッチ監督の更迭を正式発表、後任は西野朗技術委員長

ビックリ。

最終予選勝ち抜いたんだからハリルホジッチに本戦の指揮を執らせる権利がある。
だからいろいろ諦めて割り切って期待ゼロだけど応援はする。
惨敗しても「知ってた」で済ませる。
ワールドカップ現地参戦する事だけに意義を見いだして、結果はどうでもいい。
ってスタンスだったけど、少し変わるな。

諦めの境地だったけど、このままで行くより少しは楽しめそう。
このままじゃヤバいけど今更動けない、って座して死を待つより、
動いてもがこうとするのなら支持しますよ。世論はこっぴどいだろうけど。
動くわけないと思ってたから完全に諦めてたもんでビックリしましたけどね。

ただひとつ心に引っかかるものがあるとすれば、
お杉の言う通りになってる流れが戦慄を覚えるっていう。(ガクブル


しかしみんなスポンサーの圧力とかいう類の陰謀論愛しすぎだなぁ、と。
普通に成績悪い、内容悪い、このままじゃ勝てないどころか戦えない、
求心力も地に落ちてチームになってない、って事でしょ?
そのシンプルな現状を圧力とかに絡めて「格好の理由」とか言って、
恣意的活用してるのホントどうなの?って思います。


後任が西野とか信じられないってのが最初に思った事。技術委員長だから、選ぶ側だし。
個人的にはどうせテグだと思ってたけど、
西野が自分で火中の栗を拾いに行ったのなら、漢。
責任者が責任を丸ごと背負って針のむしろの現場に立つわけだから。
事なかれ主義では出来ないアクション。

仮に視聴率・人気低迷、スポンサー離れを気にして解任に動いたとして、
それらがピッチ外の要因として、ピッチ内とは関係ない所で解任された、
と言うのは違うと思います。
何故人気とスポンサー維持が必要かと言ったら勿論、金。
何故金が必要かと言ったら、育成に金がかかるから。
その育成は何年も後のピッチ内の直接的要因として直撃してきます。

協会は人気低迷やスポンサー離れを食い止めるには、
グループリーグ敗退をなんとか避けたい。少なくとも惨敗は避けたい。
その為に短期的にできる事を、批判を覚悟で手をつけたという事だと思います。
協会目線で考えれば、育成に金をかける事の出来ない冬の時代の世代は、
そこに戻ってしまう事への強烈な危機感があるんだろうな、と。

事なかれ主義で座して死を待つという滅びの美学的日本人像を覆す、
リスクを取って現状を能動的に打破していこうとするマインドとアクションは、
世界で戦う上で必然的に求められるものだと思います。
その具体的メソッドに共感できなくて批判的になるのはわかるけど、
そこの芯の部分は成長してるなと感じます。
正直こんな手段取れるとは全く思ってなかったし、故の諦めの境地だったわけで。

相手に対してコロコロ色を変える、
カメレオン戦術支持者が長期的ビジョンとか言ってますが、
その場しのぎのアドリブ戦術で目先の試合を勝っても、
監督が去れば後には何も残らんですよ。
ミルチノビッチの通った後はペンペン草も生えてない。
そんな事が言われ始めたアメリカ大会以降あたりから、
メキシコをモデルにするのがいいとかの議論が始まった様に記憶してますけどね。

座して死を待つより…「むざむざ見ているわけには」田嶋会長、解任決断が自身の責任
南アで岡ちゃんが俊輔を外した時、イマイチ釈然としない私に対し、
スタジアムで横に座った葛Tさんが「何にもやらんよりいいっすよ」と言いました。
確かにそうだと思いながらもまだどこか釈然としない自分もいました。
結果、葛Tさんが言ってた事が超絶大正解だったって時の事を思い出しました。


ブラジル大会終了後の世論一斉大転換あたりから、
世間全般の意見がもたらす大きなうねりから完全に外れた身の超絶マイノリティなもんで、
巷で溢れかえる意見ととことん完全に違ってるのも想定内。
ずっとこんなだったし、そういうもんだと思ってます。と、ひとりごちる。

だから言っちゃうけど、強豪国の仲間入りも果たしてない非伝統国が、
たかだか一回負けたくらいでそれまでの積み重ねを放り投げて真逆の路線に走り、
その路線を支持してた連中が一斉に今回の解任で3年の積み重ねを放り投げたと糾弾する。

鬼のように毛嫌いされてる「自分達のサッカー」だけど、つなぐ事までは出来た。
けど負けた。では、そこから点を取ったり戦況に応じて足りない部分を強化したりを経て、
最終的に勝つまでをブラッシュアップしてくのが積み重ねだったはず。

日本人の特性に合ったサッカーを探す旅を続け、
一旦横に置いて勝利を優先した南アを経て、
それを踏まえた上で、ある程度の方向性は見えてきて、
それを引っ繰り返してしまったブラジル以降。
勿論そのブラジル以降の中にも取り入れるべき要素はあったわけだし、
その期間を無駄にしないためにも、しっかり肉付けして取り入れ、
より発展した形の、敢えて言うと「自分達のサッカー」を実現して、
世界に認知してもらいたいな、と願うばかりです。


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